ユーロドルじり高 米政府機関閉鎖期限迫る(1/19夕)

19日の東京市場でユーロドルは堅調に推移。

ユーロドルじり高 米政府機関閉鎖期限迫る(1/19夕)

ユーロドルじり高 米政府機関閉鎖期限迫る

19日の東京市場でユーロドルは堅調に推移。
朝方1.22台前半で取引されていたユーロドルは、昨晩から市場のテーマの中心になっている暫定予算の期限切れと政府機関の閉鎖に関し、下院で暫定予算が可決する進展が見られたものの、上院では否決される可能性があるとして引き続きドルの頭の重い展開となっています。

予算の期限切れは本日(日本時間明日午後二時)、現在も討議が続いているものと見られ情勢が不透明なだけに、結果に為替市場も大きく動かされることになりそうです。
一方ユーロ側の要因としては、今週ECB関係者が相次いでユーロ高を牽制する発言を行い一時は上昇を止めたものの、昨晩はドイツ連銀のバイトマン総裁が講演で為替に関して一切言及せず肩透かしとなったことが、ユーロの上昇に再度活力を与えた格好となりました。

21日日曜日にはボンで開かれるドイツの社会民主党(SPD)の党大会でメルケル首相率いるキリスト教民主同盟との連立を支持するか否かの投票が実施され、こちらは今のところ連立成立の可能性が高いものと市場では考えられていますが、SPD内部の分裂が激しく実際には投票結果の予想は困難な状況とされています。

これら二つの重要イベントがいずれも週末の市場の開いていない時間に起きることから、週明けの為替市場はどのような結果にせよ波乱含みです。

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