A$シカゴポジション
主要通貨ポジション(単位:枚)(2018年1月9日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
豪ドルに関し、この1年間はシカゴの相場観があまり機能せず、再度ポジションをひっくり返してきました。ここ3週間のネットショートがネットロングに切り替わっています。但し、ロングはあまり多くないので、ショートを減らしただけと考えた方が良さそうです。但し、相場は9日の締め日以降も豪ドル高になっているので、ロングを積み増ししている可能性があります。これまではシカゴポジションが逆指標になり相場の方向性がある程度解り易かった例になりましたが、今後は1〜2か月程度のポジション状況と相場を見て、彼らが1年以上前の様な相場観に戻ったかを判断していきたいと思います。
さて、そのポジションはネットロング5,500枚弱になりました。内訳はロングが7,200枚の増加、ショートは18,200枚の減少にな、ショートの損切りで相場が上昇しました。下図(1)を見ても4週前に相場は底打ちしましたが、シカゴのポジションはショートに切り替わりました。今回は相場が横流れでポジションがロングになりました。現在は1月9日終値よりやや豪ドル高なので、シカゴは少しロングを増やしている可能性があります。
豪ドル/米ドル相場は、0.7880米ドルの抵抗線も越えて、現在は0.7960、0.7990米ドルの抵抗線を試す流れにいます。0.80米ドル台に確り乗せてくればダブルトップである0.8120〜50米ドルゾーンまでの上値がありそうです。この水準は次回トライすると3回目なので上抜け易くなりますが、逆に抜けないと、これまでの豪ドル高トレンドは一度終了して調整入りになります。下値は0.7850米ドルを切ると、0.7740〜50米ドル付近までの下値余地が広がります。シカゴが様子見してくるか、損の取戻しでロングを積み上げしてくるか今後1か月程度はポジション残高を要ウォッチとなります。(1豪ドル=0.7945米ドル、1月15日14時00分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。黒は直近の抵抗線を示しています。
オーダー/ポジション状況
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