3. ユーロ 独大連立暫定合意で急伸3年ぶり高値(1/12夕)

ユーロ 独大連立暫定合意で急伸3年ぶり高値(1/12夕)

欧州時間に入りユーロドルが急伸、対ドルで節目と見られていた昨年高値1.2092を上抜けて一時1.2120と2014年12月以来約3年ぶりの高値水準をつけています。

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ユーロ 独大連立暫定合意で急伸3年ぶり高値(1/12夕)

ユーロ 独大連立暫定合意で急伸3年ぶり高値

欧州時間に入りユーロドルが急伸、対ドルで節目と見られていた昨年高値1.2092を上抜けて一時1.2120と2014年12月以来約3年ぶりの高値水準をつけています。

昨晩発表となった12月のECB理事会議事要旨が想定異常にタカ派的内容であったことから既に1.19台前半から1.20台前半に上昇していたユーロドルでしたが、本日夕刻にドイツのメルケル首相が大連立を画策していた第2党の社会民主党と暫定合意に達したとのニュースに再度急伸。昨年一年間越えられなかった1.21の壁をあっさり突き抜けて東京時間18:00現在も1.2115レベルでの取引です。

昨年秋以降、それまでのユーロの強い上昇基調を足踏みさせていたドイツ総選挙における極右の台頭と政権の先行き不透明感がこれで一応払拭される目途がつき、加えて順調な景気拡大に支えられて金融緩和縮小も見えてきた今、ユーロは再び上昇局面を迎えつつあるようです。
当面のターゲットは、昨年半ばまで常に意識しつつも達することができなかった、2014年の高値1.3993から2017年1月の直近安値1.0341までの下落の半値戻し1.2167。
ただ、スタート地点が1.20台後半とターゲットに近く、勢いもあることから更に上を狙う可能性もありますが、ここから先にポイントらしいポイントは見当たらず、61.8%戻しの1.2598がある程度です。

今晩はこの後22:30に米12月CPI、小売売上高、11月企業在庫等の重い指標があり、内容次第で一旦利食いが出るかあるいはユーロ買いドル売りが加速する可能性もあり、波乱含みです。

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