ユーロ軟調 1.20割れ中国報道否定が追い討ち(1/11夕)

11日の東京市場でユーロは1.19台で軟調に推移。

 ユーロ軟調 1.20割れ中国報道否定が追い討ち(1/11夕)

ユーロ軟調 1.20割れ中国報道否定が追い討ち

11日の東京市場でユーロは1.19台で軟調に推移。
昨晩海外市場では中国の米国債買い控え報道にドル売りが加速、一時1.2018まで上昇する局面もあったユーロドルですが、1.20台を維持できずに反落、本日東京時間は1.19台後半から半ばでの取引となりました。
さらに午後になって中国政府が昨日の報道の内容を否定すると、ドルの売り圧力が一段と高まり、東京時間18:00現在は1.1940近辺での動きとなっています。

人騒がせな「誤報」にやや市場は振り回された感はありましたが、本日10年もの米国債利回りは2.53%近辺まで低下、一方ドル円は111円台後半を回復と市場は昨晩の巻き戻しの様相。
早々に値を戻していたユーロドルにとっては、さらなる追い討ちとなりましたが、一応今のところは昨日安値1.1923や1.1919辺りにいる21日移動平均線、1.1904の転換線等が下支えしている形です。

日銀の長期債買い入れ減額に始まった債券騒動はもともと火の無いところに立った煙っぽかった部分もありそろそろ終息に向かうものと思われますので、ここからはまた米物価指標等、欧米の経済動向と金融政策にテーマを戻していくことになりそうです。

この後19:00にユーロ圏11月鉱工業生産、21:30にはECB理事会(12月14日)議事要旨、そして22:30に米国新規失業保険申請件数と12月PPIの発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は今日もまちまちの推移です。

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