ユーロ時間差で一時急落するも反発(17/12/22夕)

22日の東京市場でユーロは一時急落する場面がありました。

ユーロ時間差で一時急落するも反発(17/12/22夕)

ユーロ時間差で一時急落するも反発

22日の東京市場で午前中ユーロは一時急落する場面がありました。東京時間9時前後にユーロドルは1.1860レベルから1.1817に下落。ただ、その後は時間をおかずに反発し、東京時間17:00現在は1.1850レベルでの推移です。
昨日スペインで行われたカタルーニャ州議会選挙では独立支持派の勝利となりました。
投票率約82%と非常に高い関心の下行われた州議会議員選挙はカタルーニャ州の独立へ向けた動きを阻止するためスペイン政府が解散したために行われたものですが、独立派合計で70議席と過半数の議席を獲得しました。
プチデモン前首相ら独立派は合法的な独立へ向けての住民投票を要求する構えですが、スペイン政府が応じる可能性は低く、以前ほどの危機感は感じられません。

既に東京時間の早朝には独立派優勢が伝えられていたにもかかわらず、当初の反応は限定的で、ユーロが急落したのは相当時間の経過した後のことでした。ただ最近の動きの中では下げ幅は限定的といえ、ユーロ動意の過半がカタルーニャ問題だった時期の下落幅とは比べようもなく、報道との時間差もいかにも参加者が少ない市場での「値幅の増幅」を連想させます。
現時点ではカタルーニャ問題が材料として長引く可能性は少ないものと思われます。

クリスマス年末休暇前の本日の海外市場は、さすがにポジション調整主体の静かな動きを予想。序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移です。

オーダー/ポジション状況

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