オーストラリア 11月失業率
オーストラリア 11月失業率(発表12月14日、日本時間9時30分発表予定)
(1) 就業者数…2017年に入り、就業者は増加傾向を続けていましたが、10月は微増となりました。第3四半期の平均が+3.4万人で、今回予想通りになっても2か月平均が僅か+1.14万人ですので、前四半期より減ります。但し、移動平均線みると2016年よりは改善していることが解ります。(黒い線はゼロ、○印は各年11月)
(2) 失業率…5.6%の壁(黒い線)を破り、改善傾向を示しています。
14日発表予定の11月豪州失業率関連指標は就業者数の伸びが前月より若干増え、失業率は横這い予想になっています。
中銀見通しでは、今後2〜3年先雇用見通しは緩やかな改善を予想しています。懸念材料は中銀が何度も指摘している、雇用改善が実質賃金増に結びつかない状況は変わっていません。
豪ドル/米ドルは、心理的壁の0.75米ドルで踏み止まり、持ち高調整の豪ドル買戻しをしています。但し、流れは依然として豪ドル安は変わりません。当面の上値は0.7620米ドルに抵抗線があり、豪ドル安の流れを変えるには0.7660米ドル以上で終わることが肝要です。一方で下値は0.75米ドルのサポートが強くなり、ここを切ると再度0.7440米ドル、0.7380〜90米ドルサポート狙いに入りそうです。
明日この指標発表前に米FOMCがあります。2018年末のドットプロットの中間値が、来年利上げ予定の3回分を含んだ数値より上か下で、豪ドルは0.75〜0.7620米ドルレンジのどちらかをトライした後、豪州の失業率を迎える形になると思われます。(1豪ドル=0.7569米ドル、12月13日13時30分現在)
オーダー/ポジション状況
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