ユーロ じり高、11/27高値をうかがう動きか (12/1夕)

昨晩の海外市場でユーロドルは、ドイツの大連立へ向けたメルケル首相と社会民主党シュルツ党首の会談に期待を寄せて上昇、再び1.19台を回復しました。

ユーロ じり高、11/27高値をうかがう動きか (12/1夕)

ユーロ じり高、11/27高値をうかがう動きか

昨晩の海外市場でユーロドルは、ドイツの大連立へ向けたメルケル首相と社会民主党シュルツ党首の会談に期待を寄せて上昇、再び1.19台を回復しました。
日本時間4:00から二時間以上に亘った大統領を交えての両党首の会談はその後その内容について具体的な情報は流れてきていませんが、連立を急ぐメルケル首相に対し、社会民主党筋からは同党は連立を急がないとの声も聞かれ、最低でも協議は2月頃まで続くとの見方も出ています。

一方で18:00に発表された11月のユーロ圏製造業PMIは60.1と事前予想60.0をわずかながら上回る結果となるなど、ドイツ、ユーロ圏の景況感は政治情勢とは無関係に楽観的なものとなっており、ユーロを下支えしています。

チャート上は、昨日終値ベースでの上昇トレンドラインブレークを回避したことにより、ユーロドルは一目均衡表の雲を上抜け、強含み。夕刻には一時昨日の高値を上回る1.1940をつけて、このセッションの高値11/27の1.1961も見えてきている状況です。

今晩この後ユーロ圏に大きなイベントは無く、米国は24:00にISM製造業景況指数、建設支出の発表、ダラス、フィラデルフィア等投票権を持つ連銀総裁の講演等が予定されています。また、昨日にも上院の本会議で成立されると見られていた米税制改革法案の採決が一旦見送られたこともドルの頭を抑えた部分もあり、本日も上院の動向は注目されそうです。

序盤の欧州株価指数先物はユーロ高や米税制改革法案の採決見送りにほぼ前面安の様相。

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