N$シカゴポジション
主要通貨ポジション(単位:枚)(2017年11月21日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルのポジションはネットショートを1,500枚増やし、ネット残高13,400枚までになりました。過去最大レベルの15,000枚に近付く動きです。豪ドルは弱い上にポジションロングなので、NZドルでも引き摺られて上値が重い形になっています。内訳はロング4,300枚増、ショート5,800枚増で、総枚数で10,000枚増加しています。下図(2)を見ると赤いラインのサポートを完全に切っているので、NZドルは依然下値リスクが高いままですが、シカゴ締日以降はNZドル買いが強まっており、一度底打ちの可能性が出てきています。
そのNZドル/米ドル相場は、ザラバで0.6780米ドルの直近底値まで2度トライした後、9月下旬の高値からの抵抗線を上抜きました。現在は0.6980〜90米ドルにある抵抗線が次のポイントになっています。ここを越えてしまうとNZドル安が止まる可能性がでてきます。この見極めは0.7010〜20米ドルの抵抗線を越えて終れるかになります。従い、この水準越えた場合には、シカゴもNZドルはショートを一度手仕舞い・利確する可能性が高まります。下値は0.6780米ドルのサポートが強くなり、切れれば以前までの0.6680米ドル狙いに入れます。シカゴのNZドルポジションが過去最大に近いので、この水準までの下押しの可能性が少なくなっているようです。(1NZドル=0.6927米ドル、11月28日12.時30分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。黒は直近の抵抗線を示しています。
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