ユーロドル ユーロ安値圏で横ばい推移
週明けの東京市場でユーロドルは先週末の海外市場で終盤に反落した流れをうけて、1.16台前半のユーロ安値圏で横ばい推移。
先週末の海外市場では注目された米国雇用統計で非農業部門雇用者数が事前予想に届かなかったことで、ユーロドルでもドルが急落、1.1690のスパイク値をつけました。
しかしながら前月分の値が上方修正されており、均すと事前予想と相違ないとの見方もできることや、また、失業率が約17年ぶりの低水準となったことなどから持ち直し、元の水準を回復。
更に、遅れて発表となったISM非製造業景況指数の数字が市場予想を大きく上回るなどドルに支援材料もあり、結局ユーロドルは一時1.16を割り込んで越週する展開となりました。
本日の東京市場では大きな動きは無く、1.1610を中心に上下10pips程度の狭いレンジでの取引に終始しました。
週末につけた高値1.1690はネックラインを中心とした抵抗線1.1670-80を突き抜けましたが、滞留時間は短く、また、瞬間値の割には1.1700にまでは到達できなかったことから、引き続き「大型ヘッドアンドショルダー」のネックラインは機能していると考えてよさそうです。上値は先週末のスパイク値1.1690が当面の限界値として印象付けられた形で、短期的には1.1670-80は相当重くなったイメージです。
市場の流れとしてはどちらかといえば直近のユーロ安値1.1575レベルをうかがう動きとなっており、下抜けると底値は深く、注意が必要です。
今晩の終値が1.1600を維持できない場合には、ヘッドアンドショルダーのターゲット(最終的には1.12台となりますが)に向けて再び動き始める可能性が高まります。
今晩この後19:00からはユーロ圏9月PPIの発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は全般的に弱含みで推移。
オーダー/ポジション状況
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