ユーロ 朝方上昇後は高どまり、ネックライン等抵抗線に上値重く
2日の東京市場でユーロドルは上昇後高止まり推移。
未明の米FOMCではステートメントの米経済の拡大に対する見解が一歩前進し、12月の利上げを確信させる内容となりユーロドルは明けがた一旦は1.1606までドル買いユーロ売りが進みましたが、本日明日とイベントも多く東京時間に入り利喰いのドル売りが出て、円、ユーロ等が上昇。
ユーロは完成したと思われるヘッドアンドショルダーのネックライン(本日現在1.1674付近)手前の1.1672でピタリと止まり、その後は1.1650-60レベルで小動きとなっています。
ユーロに関連するイベントとしては、この後17:50 フランス10月製造業PMI確報値
17:55 ドイツ10月製造業PMI確報値、ドイツ10月失業率、18:00 ユーロ圏10月製造業PMI確報値と比較的厚く、また本日は利上げが確実視されている英国中銀の金融政策発表が21:00から、ここで打ち止め感が出なかった場合のポンド高へのユーロ連れ高への警戒感もあるものと思われます。
更に米国サイドもそもそも週末の雇用統計を控えて取引が細る中で、明日未明0:15からは 「歴史的な税制改革法案の提出を記念して」トランプ大統領が記者会見を開催、4:00にはホワイトハウスでトランプ大統領が次期FRB議長指名する等盛りだくさん。
それ以前にも21:30に7〜9月期単位労働コスト速報値、米国新規失業保険申請件数そして今日にも次期FRB議長に指名されそうなパウエルFRB理事の講演と波乱含みです。
ユーロドルは1.1670-80レベルのネックラインを中心とする抵抗帯がはっきり意識される展開となっていて、引き続き下落リスクが高いと考えますが、現在値がネックラインに接近している上に大きなイベントも重なるため、場合によっては瞬間風速で上抜ける可能性も否定できません。ただ、その場合でも1.17台前半は転換線、基準線、21日移動平均線等抵抗線も多く、また、そもそもユーロ買いのポジションの水準が高い中で先週の急落で含み損となっているポジションの手仕舞いも出てくることが想定されることから、上値は限定的と思われます。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
オーダー/ポジション状況
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