NZ第3・四半期消費者物価指数結果
17日早朝、NZの2017年第3四半期消費者物価指数が発表されました。従前の予想より若干強めの数値となり、公表後はNZドル強含みとなりました。
内容は以下の通りです。
(今回発表)10月17日
四半期ベースで主な要因は
@ インフレ要因は、食品+1.1%(特に野菜価格上昇)、住宅関連+1.0%が主な上昇
A デフレ要因は、輸送関連▼1.1%(特に国際線飛行機運賃が▼5.5%)
年率ベースで主な要因は
B インフレ要因は、住宅や住宅関連+3.0%で、内容は新築住宅が+5.4%、賃貸住宅が+2.2%となった
C デフレ要因は、通信関連▼5.3%で、特に通信機器が▼22%となった。
年率ベースでは+1.9%となり、中銀のインフレ目標レンジである1〜3%内のほぼ中間値になりました。
図はNZ統計局の作成資料で、各四半期毎の前年比ベースの棒グラフです。2014年央から年率1%以下になったCPIですが、今期を入れて4四半期連続で中銀目標値内(1〜3%)に入りました。
(出所:NZ統計局)
発表前に0.7170〜75米ドル付近で推移していたNZドルは発表後に0.7205付近まで買われました。予想を上回るCPIが出て素直にNZドル買いとなりましたが、時間経過と共に反落し、現在は0.7165〜70米ドルと発表前の水準まで売られています。
先週0.7150〜0.7350米ドルのレンジに戻したNZドルですが、レンジ内の0.7210米ドル抵抗線に阻まれています。もし横這いレンジ下限0.7150米ドルを切ってくると、直近底値の0.7050〜60米ドルの下値が見えてきます。この場合は0.7040〜0.7120米ドルのNZドル下降トレンドに入りそうです。(10月17日15:00、1NZドル=0.7168米ドル)
(以上)
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