ニュージーランドドル週報(2017年10月第一週)

NZ/円、調整下げの動き。79.60〜80.00に下値抵抗あり。78円割れの越週で一段の下落に注意。

ニュージーランドドル週報(2017年10月第一週)

NZ/円、調整下げの動き。79.60〜80.00に下値抵抗あり。

78円割れの越週で一段の下落に注意。

ニュージーランド中銀が政策金利を据え置き、緩和的な金融政策を維持する一方で、アメリカの年内利上げ観測や、欧州の量的緩和縮小を巡る思惑に、米欧長期金利が上昇傾向にあるため金利差拡大傾向や、先進国への資本移動の動きも懸念され、NZドルは対円、対ドルともに調整下げ局面に入っています。

チャートを見ると、日足は9/21に付けた82.76を直近高値として上値を切り下げる流れに入っています。日足ベースで見た強い下値抵抗が79.90-00に控えており、これを守りきれば調整の範囲内に留まる可能性が高くなりますが、78.70割れで終えた場合は調整下げに留まらない可能性が点灯します。さらに78円割れで越週した場合は中期的な下値抵抗を試す動きから75〜76円台まで一段の下落に繋がり易くなります。逆に79.90-00の抵抗を攻めきれずに反転、上昇に転じた場合でも82.20-30超えで越週するか83円台に日足の実体を乗せて来るまではNZ強気の流れに戻せません。日足の上値抵抗は81.60-70、82.20-30に、下値抵抗は79.90-00、78.70-80にあります。

一方直近の週足は、陽線を繋げられずに高値圏から陰線引けとなり、やや下値リスクの高い形となりました。現状は31週、62週移動平均線が79.63と78.72にあり、両者がサポートした形となっていますが、78円割れで越週した場合は中期トレンドが変化する可能性が点灯するので注意が必要でしょう。今週は、寄り付きから下値トライの動きが先行しており、下値余地を探る動きが強まっていますが、4手前の大陽線が一旦底打ち、反転の流れに入った起点となっていることから、この陽線(安値78.26)を下抜けて越週しない限りは調整下げの範囲内となります。また、82.30超えで越週した場合は調整下げが終了、再び上値トライの流れに戻します。今週の週足の上値抵抗は82.20-30、83.10-20に、下値抵抗は80.00-10、78.80-00にあります。

NZ/円、調整下げの動き。79.60〜80.00に下値抵抗あり。

NZ/円【週足】:(10/5現在31週移動平均線は79.63に、62週線は78.72に位置しており、両者を上抜けて中期トレンドは強気の流れにある)

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