ユーロ 東京時間じり安の後夕刻反発
昨晩の海外市場では4半期末のポジション調整から前日まで買いあげられたドルが反落、ユーロドルも東京でつけた1.1723から1.1804までドルが売り戻される展開となりました。
本日東京時間は1.17台後半で小動き終始。しかし、夕刻欧州勢参入とともに再びドル売りユーロ買いが強まり、一時1.1809まで上値を広げた後、東京時間18時現在は1.1795近辺での取引です。
夕刻発表された8月のドイツ小売売上高は弱かったものの、9月の失業者数は大幅に減少し、失業率も統一後最低となる5.6%に低下するなど、最近の雇用は逼迫するが消費や物価は伸び悩むという世界的な傾向をトレースする形となりました。
また、先ほど18:00に発表されたユーロ圏の前年比予想+1.2%に対して+1.1%と弱めの数字。こちらも以下同文です。
ただ、これらの弱めの指標にもあまりユーロは反応せず。1.18近辺で様子見が続いています。
ユーロドルは9月に現出したヘッドアンドショルダーのターゲットである1.1600レベルまでまだ半分程度しか消化しておらず、いまだ下値余地ありと見ます。一方で上値はネックラインの起点1.1823とネックライン1.1854では一旦抑えられるものと見られ、そこを抜けた場合には21日移動平均線が現在は1.1905レベル。下方向は、ここ2日間ほど予想外に機能した上昇中の一目均衡表の雲の上限(1.1789)を本日はレンジ内にくわえ込む形となっていて、来週明けには雲の中に突入しそうです。
本日は雲と終値の位置関係に注目、雲突入の場合には、下限が10月上旬まではちょうど1.16近辺ですので多少時間をかけて雲の中を落下する展開でしょうか。ただし、週明けから10月に入ることもあり期明けのセンチメントの変化には要注意です。
今晩米国では21:30に個人所得、個人消費支出、コアPCEデフレーター、22:45シカゴ購買部協会景況指数、23:00ミシガン大学消費者信頼感指数等の指標発表序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
オーダー/ポジション状況
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