ニュージーランドドル週報(2017年9月第四週)

NZ/円、短期トレンドはNZ強気を維持。79円割れでトレンドに変化。

ニュージーランドドル週報(2017年9月第四週)

NZ/円、短期トレンドはNZ強気を維持。79円割れでトレンドに変化。

9月28日、ニュージーランド中銀は予想通り政策金利を1.75%に据え置きました。予想通りの結果となったことで、発表直後の為替市場には影響が見られませんでした。中銀は現行のやや緩和的な金融政策を維持しながら景気動向を注視する構えとみられます。一方米国では、年内の追加利上げ観測が急浮上しており、長期金利が上昇していることを受けて、NZドルは対ドルで下落に転じています。NZ/円については日本が金融緩和策を維持していることから、下げ幅も限定的となっています。

チャートを見ると、日足は9/4に付けた78.07で一旦底打ち、上昇に転じましたが、9/21に付けた82.55を直近高値として上値を切り下げ始めており、短期トレンドは下値リスクがより高い形となっています。この日足の上値抵抗が82.00-10近辺にあり、これを日足の実体ベースで上抜けて来るまでは下値リスクが軽減されません。現状は80.00前後に短・中期移動平均線が収束しており、短期トレンドをサポートしていますが、79.00割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は、82.00-10、82.60-70に、下値抵抗は80.00-10、79.60-70にあります。

一方週足は2週連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げていますが、週足ベースで見た強い上値抵抗が83.00-10にあり、先週の上値トライでもこれに届かずに押し戻されています。今週は、前週足から若干上寄りのスタートとなりましたが、寄り付きをほぼ高値として反落しています。NZ強気の流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっていますが、79円割れで越週した場合は下値リスクが点灯します。さらに78円割れで越週した場合は中期トレンドが変化して75〜76円台まで下値余地が拡がり易くなります。逆に80円台の下値抵抗を守りきって82.50超えで越週した場合は、来週以降再度83〜84円台にある強い抵抗をトライする動きが期待出来ます。今週の週足の上値抵抗は82.90-00、83.80-00に、下値抵抗は80.00-10、78.80-00にあります。31週、62週移動平均線は79.63と78.61に位置しており、中期トレンドはNZ強気の流れにあります。

NZ/円、短期トレンドはNZ強気を維持。79円割れでトレンドに変化。

NZ/円【週足】:(9/27現在31週移動平均線は79.63に、62週線は78.61に位置しており、両者を上抜けて中期トレンドは強気の流れにある)

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