ニュージーランドドル週報(2017年9月第四週)

ニュージーランドの第2四半期GDPは+0.8%と前期の+0.5%より改善し、市場予想通りの結果となりましたが、為替市場ではNZがやや弱含みの推移となっています。

ニュージーランドドル週報(2017年9月第四週)

NZ/円、短期トレンドはNZ強気。84円台が壁となる可能性も。

ニュージーランドの第2四半期GDPは+0.8%と前期の+0.5%より改善し、市場予想通りの結果となりましたが、為替市場ではNZがやや弱含みの推移となっています。これは昨日のFOMCでアメリカの年内利上げの可能性が高まったことを受けた米ドル金利の上昇により、NZドルが対ドルで急落した流れを受けているためです。しかし、国内経済の足元がしっかりとしていることや、円全面安の流れの中にあることから、NZ/円は上値を追う動きが継続すると見られます。

チャートを見ると、日足は9/4に付けた78.07で一旦底打ち、さらに9/11の日足が7/27に付けた83.91を直近高値として上値を切り下げる流れから上抜けて短期トレンドがNZ強気に変化しており、下値を急角度で切り上げています。また、9/15の陽線が収束していた短・中期の移動平均線をしっかりと上抜けて新たな上昇トレンド形成の動きに入っており、短・中期トレンドはNZ強気の流れにあります。上昇スピードがやや速い感は否めませんが、短期トレンドが変化してから日が浅いことから、一気に目先天井を確認する動きが強まってもおかしくありません。21日移動平均線は79.57に、200日線も80.11に位置しており、短期トレンドは80円割れで終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は82.90-00、83.60-70に、下値抵抗は81.80-90、81.10-20にあります。

一方週足も、7/27に付けた83.91を起点として上値を切り下げて来た流れからしっかりと上抜けて越週しており、また、この陽線が79.63と78.51に位置する31週、62週移動平均線を実体ベースでしっかりと上抜けて、強い上昇トレンドに入った可能性が点灯中です。今週はこの流れを受けて週初から上値追いの動きが強まっており一段の上昇が期待出来ます。83.90-00、84.60-80には週足ベースで見た強い上抵抗が控えており、これには何度かぶつかる可能性が高いと見られますが、85円超えで越週出来れば上値余地が更に拡がり易くなります。週足の下値抵抗は81.00-10、80.00-10にあります。可能性が低いとみますが80円割れで終えた場合は下値リスクが点灯して一段の下落に繋がり易くなります。

NZ/円、短期トレンドはNZ強気。84円台が壁となる可能性も。

NZ/円【週足】:(9/20現在31週移動平均線は79.63に、62週線は78.51に位置しており、両者をしっかり上抜けて中期トレンドは強気の流れにある)

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