NZ/円、短期トレンドはNZ強気。84円台が壁となる可能性も。
ニュージーランドの第2四半期GDPは+0.8%と前期の+0.5%より改善し、市場予想通りの結果となりましたが、為替市場ではNZがやや弱含みの推移となっています。これは昨日のFOMCでアメリカの年内利上げの可能性が高まったことを受けた米ドル金利の上昇により、NZドルが対ドルで急落した流れを受けているためです。しかし、国内経済の足元がしっかりとしていることや、円全面安の流れの中にあることから、NZ/円は上値を追う動きが継続すると見られます。
チャートを見ると、日足は9/4に付けた78.07で一旦底打ち、さらに9/11の日足が7/27に付けた83.91を直近高値として上値を切り下げる流れから上抜けて短期トレンドがNZ強気に変化しており、下値を急角度で切り上げています。また、9/15の陽線が収束していた短・中期の移動平均線をしっかりと上抜けて新たな上昇トレンド形成の動きに入っており、短・中期トレンドはNZ強気の流れにあります。上昇スピードがやや速い感は否めませんが、短期トレンドが変化してから日が浅いことから、一気に目先天井を確認する動きが強まってもおかしくありません。21日移動平均線は79.57に、200日線も80.11に位置しており、短期トレンドは80円割れで終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は82.90-00、83.60-70に、下値抵抗は81.80-90、81.10-20にあります。
一方週足も、7/27に付けた83.91を起点として上値を切り下げて来た流れからしっかりと上抜けて越週しており、また、この陽線が79.63と78.51に位置する31週、62週移動平均線を実体ベースでしっかりと上抜けて、強い上昇トレンドに入った可能性が点灯中です。今週はこの流れを受けて週初から上値追いの動きが強まっており一段の上昇が期待出来ます。83.90-00、84.60-80には週足ベースで見た強い上抵抗が控えており、これには何度かぶつかる可能性が高いと見られますが、85円超えで越週出来れば上値余地が更に拡がり易くなります。週足の下値抵抗は81.00-10、80.00-10にあります。可能性が低いとみますが80円割れで終えた場合は下値リスクが点灯して一段の下落に繋がり易くなります。
NZ/円【週足】:(9/20現在31週移動平均線は79.63に、62週線は78.51に位置しており、両者をしっかり上抜けて中期トレンドは強気の流れにある)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.09.25
N$シカゴポジション(2017年9月19日現在)
NZドルのポジションはネットロングを5,700枚減らし、6,700枚まで落としました。ポジション調整が継続しています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.09.21
ニュージーランドの2017年第2四半期GDP結果(9/21)
21日早朝に公表されたNZの第2四半期GDPは予想通りの結果になりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。