ユーロ 海外急落後横ばい。米CPI待ち(9/14夕)

ほぼ無風かと思われた昨晩の海外市場でユーロドルは思いがけず急落、1.1900を割り込む動きとなっています。

ユーロ 海外急落後横ばい。米CPI待ち(9/14夕)

ユーロ 海外急落後横ばい。米CPI待ち

ほぼ無風かと思われた昨晩の海外市場でユーロドルは思いがけず急落、1.1900を割り込む動きとなっています。
昨晩注目された米生産者物価指数(PPI)は事前予想に届かず、発表直後にはユーロドルは1.1990をつけました。しかしながら昨晩にわかにトランプ大統領および側近が減税と税制改革に関して大合唱を開始、共和党内部、民主党とも調整のうえ今月中にまとめて議会に諮るとの方針を示しました。
PPIは予想に届かなかったとはいえ前月比は再びプラスに転じ、前年比も前月より改善したこと、北朝鮮に新たな動きが見られなかったことから、特に出遅れていたユーロに対してドルが買われる動きとなり、ユーロは1.1873まで下落してアジア時間を迎えました。

昨晩はECBのプラート専務理事が講演、景気回復の力強さを強調しつつも、成長率とインフレ率の関連性が断絶している状況下「勝利宣言を出すのは時期尚早だ」として低インフレに対して辛抱強く粘り強く緩和政策を継続していく必要性を唱えました。
但し、講演前後の為替相場に変動はほとんどありませんでした。

その流れを受けた東京時間のユーロは動意に薄く1.1870-95のレンジ内での取引が継続しました。
東京時間17:00現在は1.1900レベルでの取引。

昨晩のユーロに対するドルの上昇は予想外に大きく、ドル円でのドルの上昇を比率的に上回っているため、昨日132円をつけたユーロ円は本日131円台前半まで下落しています。

ユーロドルはサポートされると踏んでいた1.1900を下回り昨日は21日移動平均線まで下押しし、本日1.1889まで上昇した同線と交差しながらの取引となっています。
一旦このレベルはサポートされるのではないかと思いますが、下抜けると中期上昇レンジの「底」1.1798が見えてきてしまいます。

市場は今晩発表される米8月の消費者物価指数(CPI)待ちです。
CPIの市場予想は除く食品・エネルギーベースで前年比+1.6%と前月の+1.7%をやや下回るとのコンセンサス。数字が上振れた場合にはユーロは波乱含みです。

また、今晩は昨晩に引き続き 24:30ドイツ連銀ヴァイトマン総裁講演 25:00メルシュECB理事講演と要人発言が続き一応注意。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る