ユーロ穏当なドラギ総裁会見で上昇後下落
今晩のECB理事会で政策金利は予想通り0.00%に据え置かれました。また、声明文における「見通しの悪化や金融環境の不整合が生じる場合には資産買入計画の期間と規模の拡大の可能性を示す文言は維持しました。
注目された21:30からの記者会見でドラギ総裁はユーロ圏の景気回復は堅実かつ幅広いものとなっている、量的緩和の縮小について様々なシナリオについて議論はされたが10月に大部分を決めることになると述べました。
また、ユーロ高に関しては最近のボラティリティは不透明感の源となっており監視する必要があるとコメントしましたが、当然ながら現状の水準に対するコメントは避けました。
穏当な記者会見の内容にユーロドルは一時急上昇、会見中に高値1.2059をつけましたがその後はまちまちな記者会見の内容に反落、1.20を挟んで乱高下、日本時間23:30現在は1.2015レベルでの取引です。
テーパリングについてはコメントをしつつ先送り、為替のボラティリティについて懸念は表明しながらも水準には言及せずということで非常に穏当な市場にやさしい記者会見となったことでユーロドルは上昇トレンドを足場固め、この後も緩やかな上昇局面となりそうです。
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