ドル円 年初来安値更新(9/8朝)

7日の海外市場でドル円は一時108.05をつけ4月17日の安値108.13を下回り、年初来安値を更新しました。

ドル円 年初来安値更新(9/8朝)

ドル円 年初来安値更新

7日の海外市場でドル円は一時108.05をつけ4月17日の安値108.13を下回り、年初来安値を更新しました。

昨晩はECB理事会が開催され、金融政策は不変、ドラギ総裁の記者会見ではテーパリングの議論は10月以降に本格的に開始する旨を述べました。また、為替の変動を不透明性の原因としたものの全般的に想定内の内容で、安心感からユーロは上昇、1.20台を回復しています。

ドル円は大きな材料があったわけではありませんが、ユーロドルでのドル売りが波及したことや、北朝鮮情勢をめぐる不透明感、相次ぐハリケーン被害拡大の懸念、その影響で新規失業保険申請件数の増加したこと等を嫌気して下落、一時108.04をつけ、東京時間7:30現在は108.30近辺での取引となっています。

ドル円は4月の安値108.13を下回ったことで下値余地が大きく広がった形となりました。
チャート上のターゲット(サポート)を探すとすれば、2016年安値99.02からの高値118.66の61.8%戻し106.52ぐらいで、円高の加速に要警戒です。

この後8:50から本邦7月の国際収支、経常収支、第2四半期GDP確報等が公表されます。

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