ユーロドル概況と週間見通し(週報17年8月第一週)

先週のユーロドルは強い上昇モメンタムが継続する中で、米国サイドの悪材料も重なり週央までは急ピッチな上昇を継続、

ユーロドル概況と週間見通し(週報17年8月第一週)

<先週の動き>

ユーロドル上昇後、雇用統計で週間の上げの過半を失う

先週のユーロドルは強い上昇モメンタムが継続する中で、米国サイドの悪材料も重なり週央までは急ピッチな上昇を継続、年初来高値を更新しましたが、週末の米雇用統計の堅調な数字でドルが反発したことでユーロドルは週間の上昇幅の過半を失った後やや反発して終了しています。
週初1.1739で寄り付いたユーロドルは、トランプ政権内部の対立にともなう人事の混乱、ロシアゲート疑惑の捜査進展、経済指標の不冴えと一部FRB関係者の年内利上げに否定的な発言等米国サイドの悪材料が重なり、週央にかけて上昇を継続一時1.1910まで上昇しました。
その後は米企業業績の好調と連日の株価指数高値更新をうけて反落、さらにこのところ異変が疑われてきた米経済の先行き不透明感を少し晴らす雇用統計の好結果にユーロは急落し、一時1.1728と週初からの上げを一旦ほとんど吐き出した後やや戻し、1.1773で越週。
尚、ユーロ円はユーロの上昇にともない約一年半ぶりに131円台に乗せています。

休暇シーズンを迎え一旦ポジション調整か

ユーロは対ドルで2日上昇、1日調整のペースを守りここまで順調に上値を伸ばしてきていますが、週末の調整はやや大きめのものでした。
夏の休暇シーズンを迎え市場参加者が減少、取引の厚みが無くなる中で、買いポジションが積み上がるユーロには利食いポジション調整が入りやすい時期と考えられることから今週も下値には警戒が必要です。

今週の予想レンジは1.1600-1.1950、これから1-2週間程度は一旦上値追いを休みこれまでのポジション調整と時間調整を行うものと思われます。先週の雇用統計で予想よりやや下押しが強く、7月20日以降続いた直近の強い上昇トレンドからは下放れしました。トランプ大統領が二週間超の休暇入りし、良くも悪くもトランプ政権を取り巻く混乱も一旦は沈静化が見込まれることもあり、ユーロドルも一旦は上値追いをやめ持合いに入る展開を予想します。
一方でユーロを取り巻く環境の変化の構図は変わらず、下値も限られるものと思われ小休止と時間調整の後はいずれかのタイミングで再び上昇再開が見込まれます。

オーダー/ポジション状況

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