ユーロドル、高値からの反落の後横ばい推移(8/3夕)

昨晩の海外市場ではブラードセントルイス連銀総裁の低インフレへの懸念と近い将来の追加行動を支持しないとの発言にドルが下落、

ユーロドル、高値からの反落の後横ばい推移(8/3夕)

ユーロドル、前日海外の高値からの反落の後横ばい推移

昨晩1.19突破、高値更新後は反落して1.1850近辺で横ばい

昨晩の海外市場ではブラードセントルイス連銀総裁の低インフレへの懸念と近い将来の追加行動を支持しないとの趣旨の発言にドルが下落、特に対ユーロでは予想を上回るスピードで1.1900を上抜けて上値を1.1910まで広げましたが、その後は米株価の堅調や、他連銀総裁のFOMC公式見解よりの発言にドルが買い戻され、本日のアジア時間は1.1850を中心に方向感無く推移しました。

夕刻発表されたドイツとユーロ圏の総合購買担当者指数確報値は速報をやや下回る結果でしたが、市場は反応薄。ECBの公表した経済報告も概ね新味無く、材料とはされませんでした。その後EU統計局の発表した6月の小売売上高は前年同月比+3.1%と予想の+2.5%を大きく上回り、ユーロは小幅に値を戻しましたがほぼ変わらず、東京時間19:00現在は1.1845レベルで様子見気分の強い商状となっています。

英中銀、米指標待ち。やや買い疲れ感はあるものの上値試す可能性も

今晩は英国中銀の政策発表があり、為替市場は20:00の結果待ちの状況。政策金利の変更等は予想されていませんが、20:30からのカーニー総裁のインフレレポートに関する記者会見に注目が集まります。

明日の雇用統計を控え次第に動きがとりにくくなる中ではありますが、今晩も米国では新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数、製造業受注、耐久財受注等の重要指標発表があります。
ユーロは長期の膠着レンジを抜けてから上昇のスピードが加速しており、やや買い疲れも出やすい時期にさしかかっているものと思われますが、今のところうまく売りも吸収しながら連日下値を切り上げています。
雇用統計は波乱含みですが、今日のところは調整があったとしても今週それなりの時間を費やした1.1785-1.1800レンジで一旦は止まるものと思われます。一方米指標等が極端に悪化した場合等には、たとえ雇用統計前であっても上値はいよいよ1.20の大台を試しに行く局面と考えます。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。

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