ユーロ買い衰えず
米経済指標の不冴えとトランプ政権のいつまでも収拾しない混乱に昨晩は対ドルでのユーロ上昇が一段と加速、1.1800を抵抗感なく上抜けて今朝方は1.184台でアジア時間に戻ってきました。東京時間はやや下押しして1.18台前半での横ばい推移となったものの上昇の急さ加減に比べると調整といえるほどの調整もなく高値圏での取引が続きました。
夕刻に発表となった7月のユーロ圏製造業指数確定値は56.6と速報値56.8よりやや悪化しましたが、直前に発表された7月のドイツの失業者数の改善と相殺された形で為替にはノーインパクト、その後18:00に発表となった2Qのユーロ圏GDP速報値も前年比+2.1%と市場予測どおりということで結局ユーロは小動きのままやや上値を抑えられた形で欧米時間を迎えています。
今週この後は、為替市場は主として週末の米雇用統計に向かっての票読みに入る形で米指標中心の動きとなりますが、ユーロ圏の経済成長加速も確認されたことで相変わらずユーロサイドに売り材料はなく、米ドルサイドによほど強い反発材料が出てこないかぎり、ユーロの1.20へむけての上昇は時間の問題と思われます。
今晩この後米国では21:30 個人所得・消費支出、22:45 製造業PMI確報値、23:00 ISM製造業景況指数、建設支出と重めの指標発表が続きます。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。
オーダー/ポジション状況
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