ドル円 一時110円割れ
昨晩の海外市場でドル円は一時110円を割り込みました。
昨晩は発表された米指標のうち、個人所得、ISM製造業景況指数、建設支出等の数字が市場予想を下回り、個人支出は市場予想通りと全般的に最近の冴えない米経済の見通しの裏付けが続く形となり、ドルは主要通貨に対して弱含みドル円は約一ヵ月半ぶりに110円を割り込みました。
しかし昨晩はドルの売り疲れと、好調な米企業決算が続いていることでから更にドルを売り込み動きとはならず、東京時間7時現在は110.35近辺と前日とほぼ変わらずの水準で取引されています。
NYダウは5日連続での高値更新となり、史上最高値を更新して終了22,000ドルに迫る勢いとなっていることもドルの支援材料となりました。
このところのドル円の下落にも熱狂感はありませんでしたが、昨日の110円割れも静かな動きで逆にそこから更に大きく売り込む動きともなりませんでした。
尚、昨晩はトランプ政権に解任、ロシアゲートなどのこのところ連日のように続いたネガティブな材料が久々に無く、背景等は不明ながら「米経済は記録破りで雇用は戻っている」「来週エネルギー関連で驚愕的数字が出てくる」などと発言したことがブルームバーグで伝えられています。
ユーロは昨晩は足踏み。一時1.18を割り込む局面もありましたがこちらはドルが反落して1.18台での取引が継続。
週末の雇用統計を控え市場にはやや様子見気分が漂い始めたようです。
本日この後7:45からはニュージーランドの第2四半期の失業率の発表があります。
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