ユーロドル ECB理事会を控え上げ一服
ユーロ買いポジションの調整断続的に続く、今晩は調整の深度探りか
昨晩の海外市場でユーロは東京時間22時以降にさらに一段の上げが来て、一時対ドル1.1583の高値をつけました。昨日東京時間の1.1475レベルから、都合三段階の上げ相場となった形です。
しかし、その後はECB理事会を控えたポジション調整の売りが断続的に出て、アジア時間開始時までには1.1550、その後東京時間もじりじりと値を下げ1.1530近辺まで押しました。
夕刻の欧州勢参入時には一時1.1550レベルに小反発する局面もありましたが、続かず、東京時間17:00現在は昨日東京時間にもみ合った1.1520近辺まで1.1515-20の水準で推移しています。
ユーロは昨日の「三段上げ」のうち二段分はすでに巻き戻し、ポジション調整が進んでいます。4月以降ほぼ一本調子で上げてきたユーロドルですが、長期膠着レンジの上限1.1616、1.1714を前に節目となるかもしれないECB理事会を迎え一旦足踏みとなっています。
仮にドラギ総裁が明日の記者会見で金融緩和縮小に対しネガティブな発言をしたとしても、中期的なユーロの優位性は揺るがず、早晩レンジの上限を抜けてくるものと思われますが、今晩のところは調整の深度を探る動きとなりそうです。
サポートラインも多く、底抜けのリスクは少ないか
ここから下のサポートは、昨日もみ合った現レベル1.1515、フィギュアの1.1500、昨日の「三段上げ」の起点となった1.1475レベル、週初に明確にクリアした中期の膠着相場の上限のトレンドライン1.1445、と重要な防衛線である21日移動平均線1.1375まで事欠かないため、底が抜ける心配は少なそうです。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。
今晩は欧州圏に目立ったイベントはありませんが、米国ではMBA住宅ローン申請件数、住宅着工件数、週間原油在庫と重要とまではいきませんが、密度濃くイベントもあり、やや波乱含みです。
オーダー/ポジション状況
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