ユーロ日中強含むも夕刻反落(17/06/22夕)

東京時間のユーロは昨晩の欧米時間にユーロがやや買い戻された流れを受けて、対ドル1.11台後半で徐々に値を上げ、15時過ぎには高値1.1178をつけました。

ユーロ日中強含むも夕刻反落(17/06/22夕)

ユーロ日中強含むも夕刻反落

東京時間のユーロは昨晩の欧米時間にユーロがやや買い戻された流れを受けて、対ドル1.11台後半で徐々に値を上げ、15時過ぎには高値1.1178をつけました。
しかし、その後欧州勢の参入により反落。1.1155まで押し戻され18:00現在は1.1165レベルで結局方向感は出ませんでした。
昨日ほどではないものの本日も値幅は20ポイント程度と同意薄。ドル円の動きも鈍く為替市場全体的にやや動かない時期に入っている印象です。

チャート上の位置も21日平均線と1.1074-1.1100のサポートに挟まれ変わらず。
小動きの中ではありますが、一応3日連続で上値は切り上げてきており、ユーロ堅調であると言えない事はありません。ただ、とりあえずは本日1.1204レベルにある21日線を明確に抜けるまでは方向性が確認できたといえるレベルではないでしょう。
17:00には3ヵ月に一度のECBの経済報告が公表されましたが、引き続き堅調な成長を見込むと同時に、目標インフレ率に到達するためには緩和的な政策が適切との従来の見通しと大きな変化は無く、為替市場の材料とはなっていません。

ECBの主席エコノミストのプラート専務理事は独シュピーゲル誌のインタビューに応え、「ドイツが低金利に不満であることは理解しているが、我々は多くの異なる国からなる金融共同体に対して適切な金融政策を見つけなければならない」と発言、景気回復の先行するドイツの立場に理解を示しながらも、低インフレの現時点での金融引き締めに対して否定的な見解を示しました。一方で「トンネルの先には明かりが見える」と先行きに関しては楽観的な見方も示しています。


本日ユーロ圏では23:00に6月のEU圏消費者信頼感指数速報値の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は概ね弱含みで推移しています。

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