ユーロ東京で下落後、反発(17年5月30日夕)

米国休場明けの東京市場でユーロは朝方から下落、取引の薄い海外時間で1.1160-90あたりのレンジで横ばい推移していたユーロドルは

ユーロ東京で下落後、反発(17年5月30日夕)

ユーロ東京で下落後、反発

アジア時間で行って来い

米国休場明けの東京市場でユーロは朝方から下落、取引の薄い海外時間で1.1160-90あたりのレンジで横ばい推移していたユーロドルは、昨晩のトラギECB総裁のハト派的な発言を蒸し返すようなユーロ売りの動きにストップロスを巻き込み、一時1.1110まで下落しました。しかし、欧州勢参入ともに、ユーロに買戻しも入り1.1160レベルを回復、再び底がたい動きとなっています。
18:00発表のユーロ圏の5月の景況感指数は予想外に悪化、事前予想110.0に対し109.2となり、消費者信頼感指数は予想通りのマイナスとなりましたが、為替はユーロ売りには反応せず。

いまさらドラギ発言に反応? 材料難の中下値を固められるか注目

昨晩のドラギ総裁の発言は従来の発言同様で特に目新しいものではありませんでした。一方で、ギリシャの債務問題や、イタリアの政局不安等の政局の不安定さなどが意識され、アジア時間の投機的な売りにつながったものと思われますが、ユーロの基調は強く下値は限定的なものとなっています。
今晩この後ユーロ圏に大きなイベントはなく、ユーロドルは米国の動き次第となりますが、週末に雇用統計を控えて、あまり大きな為替の動きは見込まれません。

このところやや下値を広げつつあるユーロがやや不安定な動きを見せていますが、テクニカル的にはまだ下値余地もあり、スピード調整の範疇。今晩のところは材料難の中下値1.1100や、21日移動平均の1.1055レベルを守れるか、そして日足で3営業日続いた陰線を陽転させられるかあたりに注目したいと思います。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。

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