ユーロ高値更新後反落(17年5月18日)

東京時間のユーロは昨晩の欧米市場でドルが政治不安からほぼ独歩安となった流れを受けて朝方は対ドルでのユーロ高が進行、

ユーロ高値更新後反落(17年5月18日)

ユーロ、高値更新後反落

ユーロ高値更新後、他市場に歩調を合わせ反落

東京時間のユーロは昨晩の欧米市場でドルが政治不安からほぼ独歩安となった流れを受けて朝方は対ドルでのユーロ高が進行、一時1.1172と約6ヶ月ぶりの高値をつけました。
しかしその後はドル円、日本株等各市場が行き過ぎ感から下げ止まった動きに歩調を合わせて反落、夕刻は1.1120-40レベルでの取引となっています。
一方ユーロ円はいったんは下げ止まったドル円が欧州時間に再度円高値を更新する動きにでている事から、フランス大統領選決選投票以降最安値となる122円台後半で推移しています。

ドル安独歩安から通貨別反応へ変化

昨晩のほぼドル独歩安から、今夕はリスク回避の円買い、様子見のユーロ、下落するエマージング通貨と反応が分かれており、結果としてユーロ円は下落、トルコ円、ランド円は大幅安の動きとなっています。
夕刻の動きは各通貨の「リスク耐性」を反映したものと言えますが、ユーロも危険避難通貨ではないものの底難く、昨日同様踏みとどまれば再度上伸する可能性を残しています。海外時間のサポートは昨日安値の1.1081、一昨日越えたフィボナッチ1.1074あたりのライン、本日の始値1.1159や高値1.1172を超えると1.1200や昨年11月の「トランプスパイク」1.1300が見えてきます。

「ロシアゲート」長期化へ、為替はしばらく「リスク耐性相場」継続か

米国の政治不安は「ロシアゲート」の呼び名も定着し、一日二日で沈静化するような状況では無くなりつつあります。しばらくは「リスク耐性相場」が継続しそうな中で、ユーロに関しては対ドルは強含み、対円は弱含みと方向が分かれる動きとなっています。
各国通貨は相対的なリスク尺度のように動いていますが、株価はリスクを正面から受け止める形で本日海外序盤も日米欧とも指数先物全面安。特に欧州株価指数の下げ幅はダウより大きくユーロの上値を抑えそうです。

今晩この後は21:30 米国新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業指数、
21:45 ラウテンシュレーガーECB理事講演、23:00 米国4月景気先行指数、26:00 ドラギECB総裁講演と欧米ともそこそこに材料もあり、ユーロは米政治動向を横目ににらみつつ神経質な動きを予想します。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る