ユーロ上昇、高値更新後は一服(2017年5月17日)

対ドルで3日連続大幅な上昇が続いたユーロは、本日の東京時間に更に上げ幅を広げ、節目の1.1100も抵抗感無く上抜けて一時高値1.1122をつけました。

ユーロ上昇、高値更新後は一服(2017年5月17日)

ユーロ上昇、高値更新後は一服

ユーロ1.1100を達成後反落

対ドルで3日連続大幅な上昇が続いたユーロは、本日の東京時間に更に上げ幅を広げ、節目の1.1100も抵抗感無く上抜けて一時高値1.1122をつけました。
日中ユーロに特段の材料は無く、トランプ大統領のロシアへの情報漏えい問題と、新たに持ち上がっているコミー前FBI長官へのフリン氏捜査中止要請疑惑が今後の政権運営に与える影響が読みきれない不安感がドル売りと結果としてのユーロ高を演出した形となりました。

ただ、欧州勢参入後は1.11をつけた事への達成感とここまでの一方向のユーロ上昇が続いた事への警戒感から上昇は一服。夕刻に一時1.1082レベルまで下押しされた後、昨日超えたフィボナッチ76.4%ライン1.1074がサポートとなって下げ止まり、欧州序盤は1.1080-1.1100の狭いレンジでの動きとなっています。
本日はドル円でもドル安が進み112円台前半まで下落している事からユーロ円は125円を徐々に割り込み124円台後半でややユーロ安円高推移。

越えてきた抵抗線を踏みとどまれば再度上昇も

先ほど発表された4月のユーロ圏消費者物価指数は前年比+1.9%、コア部分で+1.2%と速報値と変わらずで、欧州圏の順調な景気拡大を再確認。今晩この後市場に大きなイベントは無く、ユーロドルは次の方向感を探る動きとなっています。
ここ数日の日米の株価上昇も頭打ちとなる中で、序盤の欧州株はほぼ全面安となっている事から本日のところはここまで越えてきた1.1074、1.1000と行った抵抗線を逆にサポートにしてしっかり踏みとどまる事ができるか否かに注目です。
そのレベルで十分な時間調整と足場固めができれば、ユーロには昨年11月選挙直後の「トランプスパイク」を除く事実上の高値1.1145(11/7)や1.1200といった次のターゲットを目指す余力がまだ十分にあるものと思われます。

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