ユーロ上昇一服、選挙後のラリー一巡で
東京時間のユーロは、昨晩の海外市場でのユーロ一段高のレベルをおおむね維持し1.09台前半で推移、一時は昨晩の高値を上回る1.0951をマークしましたが、欧州勢参入とともに121.98と122円に迫っていたユーロ円に利食い売りが出て反落、夕刻はユーロ円は121円前半、ユーロドルは一時1.09を割り込む動きとなっています。
ユーロ円は節目の122円を前にスピード調整が入ったものと思われます。明日ECB理事会の政策決定が行われますが、ユーロ圏をめぐる政治経済情勢が好転しつつあるとは言え、ECBがすぐに判断を変えてくるとは考えにくく、一部で基調判断変更期待が高まっているものの今回ではなく次回以降であろうとの見方から、いったんポジション調整のうえ様子を見る動きが出ているものと思われます。
ただ、特段の材料があったわけでもないため、ポジション調整が終了すればユーロは再び徐々に上を目指す動きとなるものと考えられます。
本日欧米では23:30に米国週間原油在庫の発表がある程度ですが、このところ需給の緩みを見越しての原油安傾向にある中で数値が注目されます。
今晩20:00にはトルコで政策金利の発表がありますが、金利の変更は見込まれていません。
また、今晩はトランプ大統領が税制改革案を公表する予定ですが、「国境税」導入による輸入抑制策は回避される見込みとなっており、安堵感が広がっています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移です。
オーダー/ポジション状況
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