ユーロ再び強含む(2017年4月25日)

東京時間のユーロドルは前日の海外市場での水準である1.086台を中心に推移していましたが、夕刻欧州勢が参入するにつれてユーロ買いが強まり、

ユーロ再び強含む(2017年4月25日)

ユーロ再び強含む

東京時間のユーロドルは前日の海外市場での水準である1.086台を中心に推移していましたが、夕刻欧州勢が参入するにつれてユーロ買いが強まり、対ドルで1.089台、対円では再び120円台に乗せてきています。

アジア市場では朝鮮人民軍創設記念日の今日、北朝鮮が大陸間弾道弾発射実験、核実験等を実施することにより一気に地政学リスクが顕在化することが心配されました。しかし、米朝間の過激な言葉の応酬は続いたものの、北朝鮮は大規模な実弾演習を行ったにとどまっており、地政学リスクの後退からドル円は110円台を回復、日経平均もプラス圏で終了しています。

北朝鮮をめぐる情勢はこれで沈静化したとはとても言えない状況でいつ、北朝鮮が実験を再開するかは不明ですがこのまま永久に実験を凍結することは期待できないでしょう。
そのような中でトランプ大統領は上院の全議員を北朝鮮問題の説明のため26日にホワイトハウスに招集すると発表、100名もの議員全員をホワイトハウスに集めるのは極めて異例とされ、内容が注目されます。

一方で欧州は北朝鮮の地政学リスクからは遠く、また、最近のユーロ圏PMIや、ドイツの景況感指数の好調に、これまでと違ってユーロの立ち位置の優位性に目が向く可能性があります。
これまでのドラギ総裁等のスタンスからは今週のECB理事会で金融緩和策の出口について具体的な方向性が出る可能性は少ないものの、フランスのEU離脱リスクがほぼ解消した現在の状況は明らかに以前とは異なっており、景況感、企業業績に改善が見られる中、今後ECBの判断のベースも変更されることとなりそうです。そのような期待感の中でしばらくユーロも堅調な推移を維持しそうです。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移しています。

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