仏大統領選通過でユーロ、欧州株急伸(4/24)

フランス大統領選第一回投票の結果は予想通り極右のルペン党首、中道マクロン氏の決選投票進出となりました。

仏大統領選通過でユーロ、欧州株急伸(4/24)

ユーロ、仏大統領選通過で過度のユーロ売りに調整

フランス大統領選第一回投票の結果は予想通り極右のルペン党首、中道マクロン氏の決選投票進出となりました。今後第二回の5月7日の投票までによほどのトランプ的な番狂わせが起こらない限り、中道マクロン氏が残りの票の多くを集め大統領に就任、無所属の弱さはあるものの、EU離脱などの騒ぎを起こす心配は無く、為替市場的には後は国内で勝手にやってくれという道筋が見えてきました。
もっとも、昨年来そのよほどの番狂わせが続いたことから、結果はメインシナリオ通りであったにもかかわらず、市場はリスクシナリオであったルペン党首と急進左派のメランショフ氏の組み合わせに備えすぎてユーロを売っており、逆に「メインシナリオに対する備え」ができていなかったことから週明けマーケットは大荒れです。


ユーロドルは前週末の1.0728から、一気に値を飛ばして200日移動平均線をまたいで1.0859で寄り付き、早々に年初来の高値1.0906を抜いて1.0937の高値を付けた後はユーロ売りもでて、アジア時間は寄り付きレベルの1.0850を中心に推移しました。
また、最もリスク回避ポジションとなっていたユーロ円は117円台前半から120円台前半まで上昇、現状は119円台半ばでの取引です。

ユーロドルは年初来高値を更新したことで、大方の抵抗線が無くなり、200日移動平均の1.0838をサポートにして上方向に解放された形となっており、目先1.10を目指す動きです。
逆に1.0838を下抜けて反落した場合には先週の抵抗線1.0778あたりを足場とする形となるものと思われます。

本日山中先生が当面のユーロドルの抵抗線につき説明してくださっていますので、併せご参照ください。

序盤の欧州株価指数先門ではフランスのCAC指数が4.7%高の他欧州株は軒並み値を上げています。
明日は北朝鮮の地政学リスクでのイベント日ですが、欧州地区は比較的影響が少なそうなこと等踏まえ、今晩のユーロがどのような動きを見せるかに注目です。

尚、今週半ばにはECB理事会も控えており、各国の出口戦略への思惑が入り乱れる中、イベント消化一巡後は市場のユーロをめぐる関心はそちらに向かうものと思われます。

オーダー/ポジション状況

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