国際監視団トルコ国民投票を「不公平」と指摘(4/18)

16日に行われて即日開票されたトルコの改憲をめぐる国民投票に対して、欧州安保協力機構などでつくる国際投票監視団は、

国際監視団トルコ国民投票を「不公平」と指摘(4/18)

国際監視団トルコ国民投票を「不公平」と指摘

16日に行われて即日開票されたトルコの改憲をめぐる国民投票に対して、欧州安保協力機構などでつくる国際投票監視団は、「不公平な条件下で行われていて国際基準を満たしていない」との見解を示しました。
監視団は、事前の選挙キャンペーンに大統領以下政権幹部がかかわり、不正に政府の施設等を使用、反対を唱えるものに対してテロリストと同様などとの言動があったこと、そもそも言論弾圧により報道機関を大量に閉鎖して反対派の言論を封じたこと、現地の選挙管理委員会が直前になって選挙管理委員会の認証のない投票用紙を有効とすることに変更したことを問題視しています。

これに対しエルドアン大統領は「分をわきまえろ」と一蹴、また、19日に期限の来る
非常事態宣言を更に3ヵ月延長しました。
一方トランプ大統領は電話でエルドアン大統領の勝利に祝意を示したとのことです。
国内でも野党を中心に投票の再集計を求める動きが広がっていますが、今のところ選挙管理委員会がこれに応じる様子はありません。

僅差で負けたのであればともかく勝ってしまった以上エルドアン大統領は改憲妨げようとするあらゆる勢力を全力で排除するでしょう。
10日前後で明らかになるとされる正式な選挙結果が覆る可能性はほとんどないものと思われます。

エルドアン大統領の勝利宣言後上昇したトルコリラは、本日は方向感をなくし、対ドルで歯29.50を中心に推移、対円では29.45レベルと先週末の水準にまで下落しています。
市場ではエルドアン大統領が手にする強力な権限に基づく経済への強力なコミットメントへの期待から更なる上昇余地を見込む反面、トルコ各地に広がる反対派の抗議活動への懸念もあり、一旦様子見状態です。

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