リスクオフの流れと円高で日経平均下落
本日の東京市場では昨晩のロシアの地下鉄爆破事件の余波が続き、リスクオフの流れが継続、円買い、株売りの動きとなりました。ドル円は前日海外市場から更に円高が進み、一時110.33をつけましたが110円トライとはならず神経質な動きです。日経平均株価は前日比172円安の18,810円で終了、一時は前日比280円安まで売り込まれる局面もありました。
今晩米国時間には21:30に2月貿易収支、23:00製造業受注指数の発表がありますが、週後半に米中首脳会談を控え、対中貿易不均衡、為替操作等の問題が主題となることは必至ですので、その交渉ベースとなる直近の貿易収支の数字には注目せざるを得ないでしょう。
ドル円は現在110.45レベルでの取引ですが、3月28日の110.18、27日の110.11、110円の大台、そして大統領戦後の値幅の半値109.93がいずれも近距離のため、対中や対日貿易赤字の拡大が著しい場合などひとつのショックで十分下抜けることができる位置にいます。これらを抜けた場合、109円台には引っ掛かりがなく、ブレグジット後の半値戻し108.84あたりまでの下値余地の拡大に注意が必要です。
序盤の欧州株価指数先物は英FTSEを除きほぼ全面安。
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