膠着相場、材料難
本日の東京市場では材料難の中、期末を控えての利益確定売りに押され日本株は反落、日経平均株価は前日比154円安の19,063円で終了しています。
ドル円も方向性に乏しい中、日中は米国長期金利の動きをほぼトレースする形で上下し、朝方10年もの国債利回りがやや上昇した局面ではドル円も111.43まで上昇するも、夕刻2.37%に下落する局面では111円を割り込む動きとなりました。
本邦決算期末を控えて市場では積極的な取引は控えられており、今週中は動意の乏しい動きが続きそうです。
相場が動かないときのチャート頼みということもあり、改めてチャートポイントを確認しておくと、下値は節目の110円、あるいは米大統領選後の安値101.20からの高値118.66(12/15)の半値戻し109.93がサポートしてオバマケア代替案取り下げの衝撃はいったん吸収しましたが、その下は昨年安値99.02(6/24ブレグジット投票日)起点の半値戻し108.84、200日移動平均線108.34と比較的間隔があきます。
上方向、抵抗線は急激に下げてきている転換線が現在111.50付近。直近の高値115.51(3/10)起点先週安値110.11からの38.2%戻しが112.17あたり、半値戻しと基準線が112.80レベル、61.8%戻しと一目均衡表の雲の下限が113円台の半ばあたりとこちらのほうが攻めがいはありそうです。
現在のスポットレベルは111.04-05あたりの5日移動平均線に近いところにありますので、まずはこの水準をきれいに今晩抜けられるかが相場反転を占うひとつの鍵でしょうか。
尚、FX羅針盤へは山中先生が毎日到達確率チャートを提供してくださっていて、違う観点からのサポート、レジスタンスを踏まえより実戦的に相場を見るのに役立ちます。
ちなみに今朝のドル円の例では、110.72にサポート111.19、111.32にレジスタンスが見えますが、中期のトレンドファインダー(チャートの色の変化により表示)は買いサイン、QQEは売りサインと分かれます。
今晩の米指標は21:30に米国新規失業保険申請件数とGDP確報値、
22:45クリーブランド連銀総裁講演、24:00ダラス連銀総裁講演、24:15サンフランシスコ連銀総裁講演となります。
また、南アフリカで政策金利発表がありますが、今回は前回の7%から変更は予想されていません。序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移。
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