ランド円ショートコメント(2017年3月27日)

先週のランドはこれといって目立った材料はありませんでしたが、ドル安の動きの中で金価格が強含みとなったこともあって、

ランド円ショートコメント(2017年3月27日)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「8.75レベルをサポートに、大台9.00レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が8.74レベル、高値が8.97レベルと、予想レンジ内での動きになりました。

先週のランドはこれといって目立った材料はありませんでしたが、ドル安の動きの中で金価格が強含みとなったこともあって、ドルランドは12.395まで水準を下げ、2015年7月以来のランド高水準となっています。これまでテクニカルに重要な水準と見ていた13.20レベルから既に大台1つ近く離れてきましたので、テクニカルにはランドの一段高も考えられます。

今週の南アフリカ関連の材料は、以下の通りです。

30日 政策金利発表(予想は現状維持の7.00%)
2月PPI(予想前年比+5.6%)
31日 2月貿易収支(予想)

それでは、4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。参考に上段にドル建て金価格の動きをオレンジ色のラインで示してあります。

    ランド円(ドル建て金)、ドルランド、ドル円 四時間足

    ランド円(ドル建て金)、ドルランド、ドル円 四時間足

今週は、南アフリカイベントで予想からのズレが大きくなければ、ランド高と円高とのバランスを取りながらいったんは9.00円の大台をトライするものの、もみあいの一週間と見ることが妥当でしょう。8.70レベルをサポートに、大台9.00レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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