米市場続落するも下げ止まる
昨晩の海外市場ではトランプ大統領の政策期待後退の中でのリスクオフの動きが続きましたが為替、株、金利とも終盤には持ち直し、スパイラル的な相場下落は一旦回避した形となりました。
NYダウは6.64ドル安の20,661.37ドルと小幅安で終了していますが、S&P指数とナスダック指数は小幅反発。ドル円は一時110.73まで下げ年初来安値を更新しました。
日本時間の深夜にはロンドン中心部でのテロ発生が伝えられ、四人が死亡20人以上がけがをしたと伝えられていますが、市場への影響は限定的でした。
市場では今回のリスクオフの引き金となったオバマケアの改廃法案の行方に注目が集まります。
同法案は本日米国時間に下院での採決が予定されていますが、法案通過に必要な議員の数に足りていないとされており、否決、採決延期等の結果になった場合、トランプ大統領の政権運営に大きな疑問符がつくこととなり、再度リスクオフの動きとなることが予想されます。
政権側には保守派の支持を求めて、法案を一部修正する動きもあると伝えられており、帰趨が注目されます。
また、本日本邦では衆参両院の予算委員会は学校法人森友学園をの国有地払い下げに関連して同学園の籠池理事長の証人喚問を行う予定です。
今朝がたニュージーランド中銀は事前予想通り政策金利の1.75%での据え置きを決めています。ニュージーランドドルは発表時対ドルで0.7040から0.7070の範囲でやや激しく上下動しましたが現在はやや弱含みの0.7050近辺での取引となっています。
ドル円は昨晩の安値からは買い戻され、昨日アジア時間終了時に近い111円前半での取引となっています。
オーダー/ポジション状況
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