豪州2月失業率結果
2月の豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数、失業率共に予想を大幅に下回りました。内容的には悪くない数値ですが、発表後の豪ドル対米ドル相場は、FOMCで上げた豪ドルが反落しました。
就業者数推移
2月の就業者数は1月より6,500人減少しましたが、内数では、フルタイム雇用者が27,000人増加し、パートタイムが33,500人減少しました。内容的には悪くないものとなっています。
失業者は増加しました。フルタイムの雇用が改善しているので、今まで求職していなかった人の就業希望が増え、結果失業率の悪化に繋がった模様です。失業率は予想下回る5.9%となりました。
労働参加率は変わらずの64.6%、月間全労働時間は2050万時間減少16億6190万時間となりました。前回よりも減少していますが、2月は平常月よりも2日強少ないので、これを勘案すると然程悪い数値ではありません。
豪ドル/米ドルはFOMC前に0.7590米ドル付近で推移していましたが、FRBの米利上げの回数変わらずとの先行き見通しで、市場予想よりも利上げ回数が少ないとの見方で、豪ドルは0.7720米ドル付近まで急伸しました。その後、豪州失業率前は0.7710〜15米ドルで取引されていましたが、発表後に0.7685〜90米ドルまで反落しています。しかしながら、相場は0.7630米ドルを越えているので、目先は豪ドル強く、強い抵抗線となっている0.7740〜60米ドルゾーンをトライしている状況にいます。仮にここを越えても0.7770〜80ドルに強い抵抗線があります。
シカゴ・ポジションのロング残高を勘案すると、0.7770〜80米ドルを抜けていくエネルギーは少ないと思います。一方で、0.7630米ドルサポートが守れている限り、豪ドル安にも繋がりません。暫く0.7620〜0.7740米ドルでの保合いになりそうです。(1豪ドル=0.7695米ドル、3月16日10時40分現在)
オーダー/ポジション状況
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