豪州2月失業率予想(2017年3月15日)

明16日に発表される豪失業率関連指数は、就業者数が4ヶ月連続のプラス予想になっています。

豪州2月失業率予想(2017年3月15日)

豪州2月失業率予想

豪州2月失業率予想

            (3月15日12時現在)

豪州2月失業率予想 2枚目の画像

(1) 就業者数…2月もプラス予想で、1月より増加予想です。移動平均線では低調だった2016年から幾分回復しています。(黒い線はゼロ)

豪州2月失業率予想 3枚目の画像

(2)失業率…横ばい傾向が続き、中々、黒い線の5.6%を下回る(2013年以前)水準まで改善しない状況が続いています。

明16日に発表される豪失業率関連指数は、就業者数が4ヶ月連続のプラス予想になっています。雇用内容は昨年大幅に増加したパートタイムからフルタイムへの移行が年末から多くなり、雇用環境は改善していますが、依然として実質賃金の増加に結びついていないようです。消費が堅調なのは貯蓄率低下と借金によって賄われている形になっています。

豪ドル/米ドルはまだ豪ドル安リスクを抱えています。上値0.7630米ドル以上に確り乗せないと、豪ドル中立、更に豪ドル高トレンドに回帰しません。一方で下値は0.7510〜20米ドルサポートを維持しており、次いで0.7480〜90米ドルにあるサポートも強くなっており、後者切れて終わらない限りはまだ0.75台中心の時間調整域にいます。明日のFOMCで米金利高の流れが確認され、失業率悪化になれば下抜けの可能性が高くなります。もし値幅調整に入った場合には0.7410〜20米ドル、0.7350米ドル付近までの下値余地がでてきます。この場合は豪ドルの買い場探しになりそうです。(1豪ドル=0.7575米ドル、3月15日1時23分現在)

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