FOMC政策金利引き上げ、年内後二回でドル円下落

注目のFOMCでは政策金利は予想通り0.25%引き上げられ0.75%-1.00%としましたが、

FOMC政策金利引き上げ、年内後二回でドル円下落

FOMC政策金利引き上げ、年内後二回でドル円下落

注目のFOMCでは政策金利は予想通り0.25%引き上げられ0.75%-1.00%としましたが、ドットチャートの予想中央値で年内の金利引き上げは中央値で残りあと二回と変わらず、17年末18年末の政策金利の予想中央値にも変化なし。緩やかな金利引き上げの方針を確認しました。
結果はいずれも予想通りながら、一部でより積極的な利上げを見込んでいた向きの失望感から長期金利が下落、米国国際10年物利回りは昨晩の2.60%から2.50%まで低下、ドル円も113円台前半に急落しました。

イエレン議長は記者会見で、経済は今後数年にわたって緩やかなペースで拡大すると予想、今回の利上げは経済の進展を反映したものだと述べました。
また、金融政策は今後も緩和的であり続けるとする一方で、再投資についていずれ変更することを協議したとも述べており、近い将来のバランスシートの縮小を匂わせています。
尚、今回の会合で財政政策変更の可能性は議論されていないとのことでした。

米利上げが加速する懸念が後退したことから米国株に買い安心感が広がり上昇、NYダウは100ドル以上上げています。
ドル円は113.18まで下げた後113円台半ばで推移。まずは無難にFOMCをこなし、次の焦点はオランダの議会選挙に移りますが、出口調査では与党自由民主党が31議席を確保し、極右自由党が確保した19議席を上回った模様です。
これを受けてユーロは一段高対ドルで一時1.074に達しています。大勢判明は本日東京時間午前中。

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