ユーロドル:1月23日のファンダメンタル分析
昨年12月4日の国民投票でレンツイ前首相が辞任後、イタリアでは暫定政権が政権を執行していますが、来月2月にでも、解散・総選挙を行うとの話が浮上しています。昨年の英国、米国に続いて、今年のイタリアの選挙結果も、五つ星運動が政権を取ることになれば、それ以降の欧州各国の政治の流れに大きく影響するでしょう。
このポピュリズムの台頭は、現行のEU を中心としたユーロという概念を不安定化させ、その共通通貨としてのユーロは当然売りこまれるでしょう。
今年はこの後、オランダ、フランス、ドイツと政治日程が予定され、一年を通して政治のリスクに振らされそうです。
ユーロドル:1月23日のテクニカル分析
ポイント:トランプ相場の調整からのドル売り・ユーロ買いが継続中です。
この後のユーロドル相場は暫らく、ドル主導と、ユーロ主導の両にらみです。
昨年9月の1.13台からの下値模索のユーロは、
2016年10月25日の安値、1.0851
2016年11月4日の高値、1.1142
2016年11月25日の安値、1.0549
2016年12月8日の高値、1.0874
2016年12月?日の安値、1.0352
2016年12月30日の高値、1.0653
2017年1月3日の安値、1.0342
と高値・安値を切り下げてきましたと同時に
その下げ幅を縮めてきました。
この後じりじりと上昇していて
丁度12月5日の高値圏1.0797水準まで上戻しています。
1. この水準を上抜ける場合は、1.10水準までの上昇が予想されます。
2. 上昇せずに横ばい推移の場合は、先行スパン1と2の間に突入して、方向性がハッキリしなくなります。
その際は先の安値の1.03台半ばから前日の高値の1.07水準のレンジと想定します。
今日のレンジは、1.0650~1.0750と見ます。
オーダー/ポジション状況
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