トランプ米大統領のドル政策(2017年1月23日)

先週20日の就任式でトランプ米大統は、インフラ投資や減税を行う事で米国民の為の政策を訴えました。

トランプ米大統領のドル政策(2017年1月23日)

ドル円:1月23日のファンダメンタル分析

テーマ:トランプ米大統領のドル政策は、ドル高? ドル安?

先週20日の就任式でトランプ米大統は、インフラ投資や減税を行う事で米国民の為の政策を訴えました。
これらの政策は結果としてドル高を招くものと想定されます。
一方でトランプ米大統領は就任式後に、これは以前から述べていた事なのですが、TPPからの撤退と、NAFTAの見直しに入ると即時表明しました。この事は貿易不均衡を是正を目的とし、より多い輸出と、より少ない輸入を必要とします。その為には、ドル高ではなくドル安が必要です。

このドル高とドル安の矛盾を説くポイントは、先日の日報で述べたように、ムニューチン氏の言うところの「強いドルの通商政策」の理解であると思います。
強いドルは、米国の輸出を抑え、輸入を促進してしまします。なので高関税をかけて、あくまで米国内で生産したものを米国民が購入するように誘導するでしょう。その最たるものが、最大の対米貿易黒字国である中国に対して45%の関税をかける例です。
結論は、インフラ投資や減税によりドル高が進行し、その中で貿易不均衡是正のために、高関税率をかけて来るという流れを想定します。

ドル円:1月23日のテクニカル分析

ポイント:支持線114割れ? 115台回復?

先週末のNY株は前日比94ドル高と強かったのですが、ドル相場は、トランプ米大統領就任後のTPP離脱発言からリスク・オフ相場114台半ばでNYを引けています。 地合いとしては売り買い交錯の、足元は方向感がハッキリしません。
その中で今日は方向感を手探りと思われ、下値は上昇中の日足の一目均衡表・5日線の位置する114台前半や114.00.上値は横ばい推移の日足の一目均衡表・転換線の位置する115.00付近と想定されます。

今日のレンジは、112.50~114.50

テクニカルは、先週来指摘のダブルトップからの下げを、一旦18日の112.55で達成したものの、この後引き続き下値模索には、前日安値の114.20を下抜け114.00を割れて回復しない状況が必要となります。
反対に、再度の高値更新を目指す上昇を期待する為には、ダブルトップのネックであった116.04を回復する必要があります。

本日主明け東京時間前から113.79まで下押しをしています。
日足の一目均衡表・先行スパンが丁度このレベルで、このまま下押しして
114台を回復できない場合には、前回安値の112.55を目指す流れと見ます。

今日のレンジは、112.50~114.50と見ます。

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