豪ドル/円、上値余地を探る動き(2017年1月第三週)

1/19に発表されたオーストラリアの12月の失業率は5.8%と0.1%悪化しましたが、

豪ドル/円、上値余地を探る動き(2017年1月第三週)

豪ドル/円、上値余地を探る動き。86円台に強い上値抵抗あり。中期は強気。

1/19に発表されたオーストラリアの12月の失業率は5.8%と0.1%悪化しましたが、新規雇用者数が+1.35万人と予想比良い結果となりました。また雇用者数も3カ月連続の増加で、雇用市場は安定的で景況感も良好な状態を維持しています。豪ドル相場についてもトランプラリーで一時的な下落を見たものの、年初からは回復基調に乗せており、対ドル、対円ともに順調に下値を切り上げています。

チャートを見ると、日足は12/29に付けた83.75を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しており、この間に85.00-10近辺にやや強い下値抵抗が出来始めています。一方で、86円には強い上値抵抗が控えており、87.20超えに日足の実体を乗せて来るまでは、反落の可能性にも注意が必要です。日足の上値抵抗は86.30-40、87.10-20、88.00-10に、下値抵抗は85.00-10にありますが、85円台を維持出来ずに終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日、120日、200日移動平均線は85.04、80.67、80.25に位置しており、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

一方週足は、小陽線が連続しており、上値トライの可能性に繋げています。個々の足は強い上昇エネルギーを持ったものではありませんが、85.00-10にやや強い下値抵抗が出来ており、これを支えとして一段の上昇の可能性に繋げています。現状は86.10-20、87.60-70に週足ベースで見た強い上値抵抗があり、これらに何度かぶつかる可能性も高いと見られますが、一方で下値も、85.00-10、84.00-10に強い抵抗が出来ており、84円割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。但し、84円割れで越週した場合は、81〜82円方向への一段の下落リスクに注意が必要となります。31週、62週移動平均線は80.16と81.73に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れが継続中ですが、31ヵ月移動平均線は87.98に位置しており、上値トライの動きが継続した場合でも、長期的な上値抵抗として働く可能性に注意が必要です。

豪ドル/円、上値余地を探る動き。86円台に強い上値抵抗あり。中期は強気。

豪ドル/円【週足】:(1/18現在31週移動平均線は80.16に62週線も81.73にあり、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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