日経平均19,000円回復、円安で
今朝方のイエレンFRB議長の思ったよりもタカ派よりの発言を受け、ドル円が上昇した流れを受け、本日の東京市場では円安を材料に輸出株を中心に日本株に買戻しが入りました。日経平均は19,000円台を回復、終値は177円高の19,072円でした。
ドル円は早朝の議長講演で114円台半ばに乗せた後は方向間のない取引が続きましたが、海外時間に入り再び115円を試す動きとなっています。
明日にトランプ大統領就任式を控え基本的には様子見気分の強い市場ですが、ドル円に関しては、ラストチャンスだったかもしれない112円台を買い逃した輸入業者等の実需筋が115円手前で買い遅れ分を手当てする動きも出てやや強含みです。
イエレン議長の講演後米長期金利が上昇傾向にあることもあり、米株価の大きな伸びは期待できず、今晩の海外市場も方向感を欠く展開が予想されます。今晩はECBの理事会が開催されますが政策金利の変更は予想されていません、21:45の政策金利発表後22:30にはドラギ総裁の会見が予定されています。
今晩米国では22:30に新規失業保険申請者数、住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の発表があります。また、25:00には米週間原油在庫が発表されますが、昨晩は米国での原油増産観測で先物価格が下落していますので、注目されそうです。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね強含みで推移。
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