日本株薄商いドル円方向感なし就任式控え(1月20日)

トランプ氏の大統領就任式を深夜に控え、本日の東京市場は手控えムードの強い展開となりました。

日本株薄商いドル円方向感なし就任式控え(1月20日)

日本株薄商い、ドル円方向感なしトランプ氏就任式を控え

トランプ氏の大統領就任式を深夜に控え、本日の東京市場は手控えムードの強い展開となりました。午前中に発表された中国の4QGDP、鉱工業生産、小売売上高等は予想の範囲内で堅調な数値を示し相場には影響なし、イエレン議長の本日朝方の講演は特に材料視されず、ドル円は114円台後半で方向感のない取引に終始しました。
一方日本株はポジション調整終了後の若干の新政権への期待からのポジション積み増しに小幅上昇、日経平均は65円高の19,137円で終了していますが、取扱高は低調でした。

トランプ氏の就任演説は既に骨子や大体の時間が明らかになっていることもあり大きなサプライズは予想されませんが、前代未聞の支持率の低さの中の就任式かつ、ロシアの選挙への関与が疑われ、政権の正統性を疑問視する向きもある中で混乱が警戒されます。

注目はこのところ下落傾向の米株式市場が、演説後内容を好感する、または灰汁抜け感からの買いが入る等の要因で上昇し、トランプラリーを再開できるか否かですが、いずれ政策のちぐはぐさが表面化すると思われるものの、今日のところは演説さえ無難にこなせば、好調な米国経済指標を背景に株価上昇の再開となる可能性は高いものと思われます。ドル円を含む為替相場も米株価次第でしょう。

一方で就任演説そのものよりも、むしろ本日中にも署名されると伝えられる複数の大統領令の内容に注目すべきとの見方もあり、いずれにせよ波乱含みです。

トランプ氏の大統領就任宣誓は日本時間今晩深夜2時から(NHK報道によれば1時45分ごろから)、法的な手続きである就任宣誓の後、就任演説(同、1時50分ごろから)が行われる予定です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの展開です。

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