豪州12月失業率結果(2017年1月19日)

12月豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数は予想より上回ったものの、失業率は悪化しました。

豪州12月失業率結果(2017年1月19日)

豪州12月失業率結果

12月豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数は予想より上回ったものの、失業率は悪化しました。発表後の豪ドル対米ドルは若干豪州ドル弱含みでしたが、小動きに終始しています。

豪州12月失業率結果

さて就業者数からみていくと、

豪州12月失業率結果 2枚目の画像

12月の就業者数は11月より13,500人増加しました。内数では、フルタイム雇用者が9,300人増加し、パートタイムも4,200人増加しました。フルタイムは3ヶ月連続増で、引き続き雇用内容は良くなっています。

豪州12月失業率結果 3枚目の画像

失業者も増加していますが、雇用内容改善で、フルタイムへの就業希望増で、求職していなかった潜在失業者がかなり求職に意識転換したものと見られます。このために失業率は悪化(5.7%→5.8%)しましたが、内容的には改善傾向を示しています。
労働参加率は+0.1%となり64.7%、月間全労働時間は690万時間増加し16億7040万時間となりました。

豪ドル/米ドルは発表前に0.7512米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7493米ドルまで下落後、現在は0.75米ドル絡みで推移しています。指標はほとんど予想通りに近い内容で、為替の反応は薄かった様です。
昨日はイエレン発言で豪ドル売りとなり、最初のサポート0.7530米ドルが切れて、次のサポート0.7480米ドルで止められています。ここを割ると0.7410付近までの下値余地が出来てきます。米ドル対他の通貨でも、通貨毎の各抵抗線にあたっているので、米ドル全面高に回帰するか、トランプ就任式後の行方待ち(レンジ)か、分岐点にきているようです。(1豪ドル=0.7502米ドル、1月19日11時00分現在)

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