トルコリラ円ショートコメント(2017年1月10日)

現在の主要通貨では円が強いという流れになっていますが、トルコリラに関してはトルコの目立った材料は無いものの、

トルコリラ円ショートコメント(2017年1月10日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「週後半は32.00レベルをサポートに、33.20レベルをレジスタンスとする流れ」とし、実際の水曜以降のレンジは安値が31.87レベル、高値が32.95レベルとなり、予想レンジよりもややトルコリラが弱い動きを示した週となりました。

材料としては年始に銃乱射事件が起きたことで、シリア国内のイスラム過激派との問題が認識されたことも大きいのですがこれは一時的な現象に過ぎず、国内外ともに不安材料を抱えている昨年来のトルコの状況に何ら変化は無いということが改めてコンセンサスとなってきているということになります。

現在の主要通貨では円が強いという流れになっていますが、トルコリラに関してはトルコの目立った材料は無いものの、最弱に近い状況は今週も変化なしと見ています。

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円(四時間足)

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円(四時間足)

先週の時点で既にトルコリラ安値(ドル高値)を更新していたドルトルコリラは、今週もトルコリラ安を加速し3.74台半ばまで売り込まれる展開です。こうなってくると、4.0という大台を見る可能性も思いのほか早いのではないかと考える参加者が徐々に増えて来ることは間違いありません。

今週もトルコリラ円は上値の重たい展開を考えざるを得ませんので、大台30.00レベルをサポートに、31.70レベルをレジスタンスとする流れを見ておくこととします。

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