A$/円、短期は一段の下落リスクが(17年1月第一週)

オーストラリア経済は成長率がやや鈍化傾向を示していることが懸念材料であるものの、鉱山関連に回復の兆しが見えることや、小売、消費が堅調さを維持している状況にあり、

A$/円、短期は一段の下落リスクが(17年1月第一週)

豪ドル/円、短期は一段の下落リスクが点灯中。中期トレンドは強気を維持。

オーストラリア経済は成長率がやや鈍化傾向を示していることが懸念材料であるものの、鉱山関連に回復の兆しが見えることや、小売、消費が堅調さを維持している状況にあり、国内経済には大きな不安材料は見当たりません。また、昨年12/14の米利上げ以降から続いた豪ドルの下落基調も0.71台での強い下値抵抗を守って反発に転じており、調整的な下げに留まった可能性が高い状態です。しかし、豪ドル/円についてはまだ不安定さを残しており、86〜87円ゾーンが強い上値抵抗として働く可能性が高い状態です。

チャートを見ると、日足は12/23に付けた80.46を直近安値として下値を切り上げていますが、個々の足が強い上昇余力を持ったものではないことや、12/16の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、83.30-40超えに日足の実体を戻さない限り、下値リスクがより高い状態にあります。現状は21日移動平均線が81.64に位置しており、これを挟んで推移していますが、80.50割れで終えた場合は一段の下値リスクが生じます。日足の上値抵抗は82.00-10、83.30-40に、下値抵抗は81.00-10、80.00-10にあります。

一方直近の週足は、十文字の寄せ線に近い形の足で終えていますが、上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、下値リスクが高い形となっています。今週は上値トライの動きが先行していますが、週足ベースで見た強い上値抵抗が85.80-00にあり、86円台で越週しない限り、下値リスクが軽減されません。83.80割れで越週した場合は調整余地が81〜82円台までもう一段拡がり易くなりますが、昨年6/24に付けた72.53を起点として下値を切り上げる流れを維持していることや、2014年11月に付けた102.84を起点とするトレンドラインの上で推移しており、続落した場合でも79円割れで越週しない限りは、調整的な下げに留まる可能性が高いことを示しています。31週、62週移動平均線は79.64と81.76にあり、中・長期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。一方、31ヵ月移動平均線は87.96に位置しており、長期的な上値抵抗として働く可能性があります。

豪ドル/円、短期は一段の下落リスクが点灯中。中期トレンドは強気を維持。

豪ドル/円【週足】:(1/4現在31週移動平均線は79.64に62週線も81.76にあり、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持している)

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