NZ/円短期は調整下げの動きが継続中(17年1月第一週)

ニュージーランドの景況感は引き続き良好で、GDP成長率も3.5%と高い水準にあり、NZ中銀も現在の金融政策を維持するものと見られています。

NZ/円短期は調整下げの動きが継続中(17年1月第一週)

NZ/円、短期は調整下げの動きが継続中。中期はNZ強気の流れを維持。

ニュージーランドの景況感は引き続き良好で、GDP成長率も3.5%と高い水準にあり、NZ中銀も現在の金融政策を維持するものと見られています。一方で、為替相場については米利上げ後のドル急伸の流れを受けて、対ドル、対円ともに上値を切り下げる流れを変えていません。
チャートを見ると、日足は12/23に付けた80.46を直近安値として下値を切り上げていますが、個々の足が強い上昇余力を持ったものではないことや、12/16の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、83.30-40超えに日足の実体を戻さない限り、下値リスクがより高い状態にあります。現状は21日移動平均線が81.64に位置しており、これを挟んで推移していますが、80.50割れで終えた場合は一段の下値リスクが生じます。日足の上値抵抗は82.00-10、83.30-40に、下値抵抗は81.00-10、80.00-10にあります。

一方直近の週足は、小陽線で越週して続落を食い止めています。今週は上値余地を探る動きが先行していますが、82.00〜82.30ゾーンに週足ベースで見た強い上値抵抗が控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。また、80.50-60の下値抵抗を守りきれずに越週した場合は、調整下げ余地が更に拡がり易くなります。可能性がまだ低いと見られますが、78円台の抵抗を守りきれずに越週した場合は一段の下落リスクが点灯します。この場合は75〜76円台にある中長期的な下値抵抗を再度確認する動きが強まり易くなります。逆に、82.50超えで越週した場合は、調整下げが一巡した可能性が高くなり、83〜84円台の上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。

週足ベースで見た強い上値抵抗は前述の82.00〜82.30ゾーン、84.00-10に、下値抵抗は80.50-60、78.00-10にあります。31週、62週移動平均線は75.81と76.51にあり、中・長期トレンドはNZ強気にありますが、31ヵ月移動平均線が81.86に位置しており、月足の実体ベースでは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態です。

NZ/円、短期は調整下げの動きが継続中。中期はNZ強気の流れを維持。

NZ/円【週足】:(1/4現在31週移動平均線は75.81に、62週線は76.51にあり、中期トレンドはNZ強気の流れにある。)

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