ユーロドル:12月30日のファンダメンタル分析
ECBは昨日、イタリア大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ) に対して、資本不足が当初想定の50億ユーロから88億ユーロへと大幅に膨らんだと発表しました。
ECBは、モンテ・パスキの資本不足が膨らんだ事に関しては、モンテ・パスキがイタリア政府に対して公的支援を求めたからだとしています。政府へ公的支援を申請した金融機関へは、自己資本比率は旧来の5%から8%を適用をするというルールに従ったためと説明しています。
特にイタリアにだけ厳しくしている訳ではない
特にモンテ・パスキにだけ厳しくしている訳ではない
としていますが
イタリアの国民感情にはネガテイブに働いています。
心配なのは、この流れが、
昨年のブレグジットからの欧州でのポピュリズムへのうねりと重なっていく事です。
ユーロドル:12月30日のテクニカル分析
ポイント:28日高値の1.0480を上抜いて一時1.0493まで上伸している為、引き続き高値更新中と判断します。東京今朝オセアニア時間ににわかに1.0653まで一時上伸、突発的なフローが入ったとされますが、上値目途は今朝の高値を抵抗として、上抜く場合には1.070を試す流れでしょう。
下値は1.0450を維持する内は上昇反発の可能性があると判断しますが、
1.0450を維持できない場合には安値更新への下押し、1.040前後への下落を想定します。
ユーロドルも1.04台半ば前後で一進一退の展開ですが、ドル円と同様に足元の方向感がハッキリしない内は、引き続きレンジ幅と見て、様子見の時間でしょう。
下値1.04割れでは買いも観測され、下値懸念は薄いと想定しますが
相変わらず、上値1.05台も重いままです。
今日のレンジは、1.0500~1.0600と見ます。
年明けは4日からの再開となります。
皆さまどうぞよい新年をお迎えください。
オーダー/ポジション状況
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