上値余地が限られる展開。下値リスクが点灯中
昨日の海外市場では米ISM製造業景気指数が47.2と市場予想を下回ったことや、中東情勢の緊迫化にリスク回避の円買い、米国債券買いとなり、金利が低下しドル売りが優勢となりました。
一方ユーロは、理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁が、「インフレ率が鈍化しており、10月の理事会で利下げを正当化する理由が増えている」と発言したことからユーロが対ドル、対円で売られ、結果的にユーロ/円は、欧州勢参入後の160円台後半から急反落、NY市場でも上値の重い展開となり158円台後半で引けています。
チャートを見ると、直近の日足は上ヒゲの長い陰線引けとなり、上値トライに失敗して終えています。また、3手前の大陰線が戻り天井を確認した可能性が高い状態にあることから、下値リスクがより高い状態に変わりありません。
上値抵抗は159.40-50,160.10-20,160.60-70に、下値抵抗は158.00-10,157.00-10,156.10-20にあります。短期トレンドは“ニュートラルからやや弱気”の状態ですが、158円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。さらに156円割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.10.02
東京市場のドルは143円台後半でのもみ合い、ADP注目だが中東情勢などが重しとなり動意薄か(24/10/2)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、地政学リスクに日本株の下落も加わったことから143円台後半でのもみ合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.10.02
ドル円 引き続き米指標に注意、中東情勢も気掛かり(10/2夕)
東京市場はドルが上げ渋り。再び144円台へと乗せてくる局面も観測されたが、ドル高の勢いは続かなかった。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.10.01
ユーロ円 上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態(24/10/1)
チャートを見ると、直近の日足は前日足から大きく上寄りのスタートとなり、実体の小さい陽線引けとなりました。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2024.09.30
ユーロ ユーロドルは高値圏もみあい、ユーロ円は戻り売り(週報9月第5週)
先週のユーロドルは、週半ばには年始来高値を更新、1.1214レベルの高値を見ることとなりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。