ユーロ円 底打ちの可能性が点灯。下値リスクを残した状態(24/9/18)

ユーロ/円は156円台後半から158円台前半まで上昇し、高値圏で引けています。

ユーロ円 底打ちの可能性が点灯。下値リスクを残した状態(24/9/18)

底打ちの可能性が点灯。下値リスクを残した状態

昨日の海外市場では米小売売上高がマイナス予想に反して前月比+0.1%であったこと、鉱工業生産、設備稼働率も前月から上昇し、また、住宅関連指数も市場予想を上回ったことから、長期金利が上昇し、ドル買いが優勢となりました。
ユーロは9月の独ZEW景況観指数が市場予想を大幅に下回ったことから、上値を抑えられる展開となりましたが、円が最弱通貨となったため、ユーロ/円は156円台後半から158円台前半まで上昇し、高値圏で引けています。

底打ちの可能性が点灯。下値リスクを残した状態

チャートを見ると、直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなり、高値圏で引ける陽線引けとなりました。上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態ですが、前日の“タクリ足の陽線”で一旦底打ちした可能性が点灯しており、156円を実体ベースで割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難くなっています。
上値抵抗は158.50-60,158.80-90,159.30-40にありますが、全てクリアして159.50超えで終えれば下値リスクが後退、160円台に乗せて越週した場合は短期トレンドが変化して上値余地が拡がり易くなります。
下値抵抗は157.50-60,157.00-10,156.60-70,156.10-20にやや強い抵抗がありますが、全て下抜けて156円を割り込んで終えた場合は、立ち上げの可能性を打ち消します。さらに155.50以下で終えた場合は“弱気”の流れに戻して一段の下落リスクが生じます。

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